我が社の代表が今年2回目の関西圏への訪問です。大きな目的は「世界最速凍結機」の見学とテスト凍結でした。横浜に本社を置く企業ですが関西圏にもラボがありそこで様々な説明を受けた後に持参した食材の実験凍結を行いました。一番の期待はやはりまぐろまんの凍結です。実際にやってみると見事に10分で凍結が完了し驚きました。フル稼働するとこの1台で430㎏を生産可能にします。課題はやはり価格で、このタイプではかなり群を抜いて高額です。更に専門担当者を配置する必要があることですが、計算上では月産10tを越えることが出来るのは魅力的です。検討案件として行くようです。次に商社への挨拶に回って日帰りで戻るハードスケジュールでしたが、車中で様々な話し合いが出来ました。中でも興味深かったのはまぐろまんのインドネシア生産の件でした。かつてもそのことが議論されましたが開発者の死去により断念を余儀なくされてしまいました。今回は原料供給者から話が持ち出され再浮上しました。形状は若干変わるものの品質的には遜色ない製品が出来る可能性が高いとのことで非常に期待に胸が膨らむような話でした。商標登録の申請の話も出ました。
出荷ミスの失態
先日訪問して非常に好感を持って頂いた京都の居酒屋チェーン店の担当者の方から「今日届いたまぐろまんですが、10㎏を注文したのに、1㎏しか来ていないのでどうなっているんですか」との電話を貰い、大慌てになってしまいました。慣れないインフォマート経由なので、いつ来るかいつ来るかと毎日PC画面を見ていたのですが結局見つけることが出来ずに注文を見逃していました。これが大きなミスの第一点目です。次の間違いは、単位を「㎏設定」していたことです。こちらの居酒屋さんからは10㎏単位・6㎏単位・3㎏単位の3種類の設定を依頼されました。今回は10㎏を1ケース注文を頂いたのですが、発注側は1ケースのつもりで「1」を入力して発注しました。ところが受注側はその「1」には「㎏」という単位が付いていたので、結局1㎏を出荷したというのです。この行き違いで大騒ぎになりました。とりあえず残りの9㎏を特例で即日発送に切り替えて出荷しました。結論的には「㎏」単位を「C/S」単位に切り替えて両社で確認し合い無事に終了しましたが、新規の最初の注文だったので本当に驚きました。大難を小難でと思いながら、今後の再発防止に万全を期すと決意を新たにしました。
活気、戻るか
マスクはコロナ禍の象徴ですが、それが街中から徐々に外れる日が遠からず来ることを期待しながら営業に勤しむ日々を送っています。少しずつではありますが、商品の動きが出てきたようで活気が戻る気配を感じています。最近の問い合わせを挙げてみます。まずはタコ、国産の商品はほぼ完売に近い状態で輸入品に頼る以外にありません。今まで出荷していた得意先にも「海外物しかありません」と答えるのみ、主産地はアフリカ・モーリタニアです。次にはホタテ、何と「ホタテ餃子」を作りたいので原料を調達したいと。カニは今年若干値下げ気味という情報が入っていますが、知人からは「紅ズワイ」の在庫が10t以上残っていて是非とも協力して欲しいと言われています。アンコウ唐揚げの問い合わせもありました、こちらは弊社で取り扱っていることからHPを紹介しました。ホタテでは、高級スモークを製造している会社から「扱って貰えないか」との依頼を受けたり。果ては、ニシンのなめろうを販売して欲しいとの要請を受けてサンプルを直送する手続きをしているところです。しかし本業は何と言っても「まぐろまん」で、関東圏から業務用カタログ掲載の話が舞い込んで来ていて先方も「面白い商品だ」とのことで前向きです。
マスク、自己判断へ
3年余り続いているコロナ禍、その象徴とも言うべきマスク義務が今日から自己判断に委ねられることになりました。息苦しく、鬱陶しいマスクですがそれによって随分予防効果はあったものと思います。そのマスクを付けるか付けないかを自分の判断で良いとは言われてもどうしても周りが気になります。今日は商社の部長と同行営業に出掛けましたが、やはり最初の話題はマスクのこと、「『我が社でも自主判断に任せる』という方針が出ましたが、やはり暫くは付けて行こうかと思っています」とのことでした。全部が全部とは思いませんが、まずは周りの状況を見ながらその後で自分の決断を下すというようなこの国独特の国民性みたいなものを感じました。実は自分も全くそうで、「外したいのだがさて周りはどうか」と気にした後で、意外と外している人が多くなったなあと思った時に自分もはずそうかな、位のレベルです。(本当は一刻も早く外したいのですが)
さて、まぐろまんの同行営業は関西圏にある居酒屋を訪問し商談しましたが、料理長は凄く気に入ってくださり、是非とも使いたいという嬉しい返事を頂きました。戻る途中に近くのケータリング会社を突訪し、先月から使い始めたまぐろまんの様子を尋ねると「若干筋のことをいう職人もいるが全体としては許容範囲内です。好調ですよ。」との返事を頂戴しました。「寿司ネタにも使っています。」と。マスクが外れる以上に嬉しさが一杯の一日でした。
インフォマート
先日訪問して商談した京都の新規お得意様は非常にまぐろまんを気に入ってくださり、早速取引を開始したいとの申し出がありました。その際に「インフォマート」を活用しているのでその対応は可能かとの打診がありました。実際我が社の本社では既に運用していてその効果を十分に発揮していますので「問題なく対応できます」との返答をしました。お互いの認証確認などは本社間で確認し合って口座開設が無事に済みましたし、最初の商品登録などもして貰いました。今度このインフォマートを活用して行く上で最も大きな障害は「私自身」です、何故ならこの分野は初体験ですので。早速何度も迷いながら新商品の登録を行い、先様に承認を頂くところまではようやく辿り着きました。まだまだ不安要素は山ほどありますが、「そんな時はインフォマートの案内係に電話して直接聞けば親切に教えてくれる」と本社からのアドバイスを貰いました。今回の新規様は全部で28店舗展開していますが、担当者からは取り急ぎ6店舗にまぐろまんの案内を掛けていますのでそこからまず進めて行きたいとのコメントを頂いています。インフォマートの出番が増えそうです。
仏光寺の傍で
約束の2時までに多少の余裕があったので近くを散策してみると「仏光寺」というお寺があり、正門を潜ると広い境内から本堂に繋がる階段を上る人影が見えたので、中に入れるのかなと思いつつその人影の後に続きました。ちょうど数人の参拝者が着座していて、その前の正面ではお坊さんが読経をされていました。数えてみると7人ものお坊さんがそれぞれの位置で唱えていましたし、参拝者の中にもそれに合わせて読経している人も見受けられました。暫くの間両手を合わせて黙祷しながらまぐろまんの繁栄を祈願しました。そろそろ約束の時間が来て新規の会社を訪問しました。居酒屋チェーン28店舗を運営する会社で担当者と話し合いました。「どこでまぐろまんを知られたのですか」と尋ねると「パンフレットが入っていて『ちょうど良さそうだと思ってサンプルを取り寄せました』」とのこと。使って見るとイメージしていたものと合致したので取引したいと思っていたところに電話を頂きましたということでした。インフォマートの受発注を活用しながら、出来れば使える店舗でどんどん展開して行きたいという意気込みを聞かせて頂きました。あまりにも好調な商談だったので「仏光寺の御利益かな」と内心感じてしまいました。
逼迫、生産現場!
18℃となると街も活気づき、人の動きも活発になって来ました。社会情勢も「マスクは自主性で」というようにだんだんアフターコロナの雰囲気になって来ました。恐らくその影響も大きいと思いますがまぐろまんの注文がどんどん増えて来ています。沖縄の担当者から「今回の発送を倍に増やして貰えないか」との依頼が入り、早速工場に問合せてみると「いきなり『難しい』」の一点張りでした。いつもなら結構無理を聞いて貰えるのですが、今回はかなり生産現場も逼迫しているようでした。当然、見込を付けたり、見通しを立てながら生産計画を立てているはずですが、そのボーダーラインを少しずつ少しずつ越えているのが見て取れます。営業側からすると、そんな光景はもう少し先の話とは思っていましたが、意外と早く来そうな感じです。一昨年不慮の事故で亡くなった開発者は常々「まぐろまんの商品力は凄いぞ。いつか生産が間に合わない日が来るから。」と既に予言めいた話を何度もしていたのを思い出します。そんな思いを抱きながら今日は京都の新規顧客との商談に行く計画です。
まぐろまん、再び
登録されていない携帯番号からの着信音が鳴り、出てみるといきなり「また、まぐろまんを欲しいんだけど、あるかね」との問い合わせでした。いろいろ話していくうちに、北陸地方の食品問屋さんの担当者であることが分かり、帳合として愛知県の商社を指定して来ました。だんだん思い起こされてきて話が進んで行きました。4年ほど前になりますが、しばらくまぐろまんを使って頂いておりましたが、ある日突然のように途絶えてしまったことが思い起こされました。その話をすると、「そうそう、あの時は道の駅にまぐろまんを納めていて評判は良かったんだが事情があってお店を閉鎖してしまったんだ」とのことでした。今回は仕出屋さんにまぐろまんを紹介したいので有償サンプルを送って貰えないかという電話でした。全て了承して電話を切り、次に愛知県の商社に電話を入れました。担当者がすぐに出て「今食品問屋の担当者と話が付いたところでした。まぐろまんの再開ですね、一緒に頑張りますのでよろしくお願いします。」との返答を受けました。忘れずにいてくれ、再び営業してくれていることに感謝しながら、改めてまぐろまんの商品力に拍手喝采です。
夏メニューも
昨年の春メニューから始まった全国チェーンの大手割烹が今年も進行中です。全国88ヶ所の店舗が同じメニューで動いています。まぐろまんの納品は福岡県と大阪府と千葉県にある配送センターに陸送便で毎回決まった数量を配送していますので、出荷現場としては非常に効率よく作業が出来ることから大変有難く思っております。その割烹を担当する問屋の担当者から「まぐろまんが非常に好評なことから『夏メニュー』にも採用が決定しました」と嬉しいニュースが入りました。数量的には春メニューよりも若干減少するものの3ヶ月間延長し、合計半年間の使用を決定して頂きました。和食を中心としたメニューなので最終的には年間の定番に入れて頂けるよう更に努力して行きたいと思います。またこのチェーン店は割烹だけではなく、他の業態での飲食店も経営されていることから、まだまだ拡大して行く余地は十分にありそうです。
春近し!
商社の部長と同行営業に出掛けましたが、歩いていると背中に汗が滲み出るほどでようやく「春かな」と感じさせられました。そして今日から3月が始まりました。先月のまぐろまんは前年同月比では153%でした。新しい顧客もどんどん増えています。『あなたは10年間の地獄のような期間が誕生日の1月30日で抜け出します。2月からは徐々に良くなって行き、24年、25年、26年と過去に類を見ないほど運勢が高調して行きます。ますます謙虚に謙遜に励みなさい』と運勢鑑定を受けたことを思い起こしながら、いよいよ遅巻きながら「人生の春」が来るのかな、と思いつつ2月を過ごして来ました。昨日の営業でも、居酒屋さんを訪問したのですが店長曰く「冷凍ブロック1㎏を毎回使用しているが、筋は多いし変色はあるし、結局使えない部分が多すぎて困っていたところです」と。早速料理長にサンプルを解凍して貰って試食して頂きました。「これは良い。これなら1冊で2人前半は取れるので価格的にも十分だ。早速とにかく使わせてください。」とのご返答を頂戴しました。近くに姉妹店があり、そちらの店長も呼んで頂き説明を聞いて頂くと「すぐに料理長と検討します」とのご返事でした。いい雰囲気で3月に向かえそうです。