工場から「ストップ」が

まぐろまんの生産が追い付かない。とうとう懸念事態が発生してしまいました。コロナ禍とは言え、いやむしろコロナ禍だからこそまぐろまんの需要が昨年からずっと増え続けていました。出荷量が毎月のように前年同月比をかなりのレベルで越えて来ていましたので、いつか生産が追い付かず間に合わなくなるのではないかと懸念していました。先日「サンプルが届かず」を記述しましたが、生産現場では出荷数量を分納しながら、また先送りしながら凌いできたというのが実情のようです。そしてとうとう「新規の出荷を暫くストップして欲しい」と正式に通達して来ました。おそらくゴールデンウィークに向けて既存の納入先から今までにない程の注文数量を受けているということですし、GWが終わった後でもその傾向は続くようです。なので、営業部門としては新規のまぐろまんを控えるという状態に遭遇しながらも、6月7月以降を見据えての営業を推し進めて行くという状況になってしまいました。「まぐろまん➡新商材の開発営業」とシフトを変更しながら暫定営業になりそうな気配です。「嬉しい悲鳴」ではありますが、まずは既存顧客を最優先としながら新商材で新規開拓を進めて行くことに方向転換を余儀なくされそうです。


内視鏡検査

1月の健康診断で血便が出たとの結果を受け、近くの掛かり付け医の紹介状を貰って総合病院で内視鏡検査を受けることになりました。前日はその準備としての食事制限があり、更に当日朝は絶食で臨みました。初めての病院だったので予定よりも少し早めに着くように出掛けました。受付を済ませいよいよ検査室に案内されると様々な説明を受け2リットルの下剤水を渡されました。ちょうど9時でしたのでこれを30分に500㎖ずつ飲みながら排便状態を確認するというのが午前中いっぱいの「仕事」でした。12時半頃にいよいよ呼び出され着替えを済ませるとまずは鎮静剤の注射があり、その後すぐに検査室に導かれベッドに横たわると眠気が来てボーっとしてしまいました。仮眠状態の中で時々お腹の中でのカメラの動きは感じられましたがいつの間にか寝入ってしまい看護婦さんに「終わりましたよ」と言われ引き起こされました。その後は椅子に座った状態で2時間ほど寝たり起きたりが続き全てが終わったのが4時前でした。ポリープの摘出があったらしく「結果は2週間後に掛かり付け医で受けてください」とのこと。長い一日でしたがタクシーで帰宅しました。


サンプル届かず

滅多にないことですが本社工場から「予定していたサンプルを期日までに送れない。出荷が多すぎてサンプル分もそちらに回したいので。」との連絡がありました。営業としてはサンプルは必須のアイテムです、戦場の弾薬みたいなもので「弾がなければ戦は出来ぬ」の感覚ですが、まぐろまんの製造現場としてはかなり緊迫している様子です。3月末の出荷量が過去最大だったことに加えてゴールデンウィーク向けの製造がかなり増えている模様です。コロナ対策が緩和され、インバウンドも徐々に戻りつつあり、街もかなり活気付いて来ているのでまぐろまんに取っても出荷量が増えて行くことは本当に有難い限りではありますが、『サンプル待った‼』とは初めての経験なので驚きと困惑を隠せません。営業予定を若干変更することは問題ありませんが、全ては製造現場の状況次第なので「生産数量を高めて行く」ことを期待しながら今回の一件は無難に通過させました。海外製造の話も満更絵空事ではなく、現実味のある計画としてテーブルに乗せる必要がある段階に来ているのかも知れません。


3月度も無事に終われそう

昨年3月のまぐろまんの出荷量が過去最高だったことから今年の3月はそれを越えられるかどうかの1ヶ月でした。そしてようやく昨日30日で前年同月比に並ぶことが出来、ほんの僅かながら昨年を越えることが出来てこの3月も終えられそうです。1月2月は好調でしたが、3月はかなりしんどいというのが実感でした。それでも新しく取引で来た得意先もあってそれなりに充実はしていた1ヶ月でした。中でも今月獲得した新規の居酒屋チェーン店経営会社の担当者からは「素晴らしい商品なので社内でどんどん薦めて参ります」とのコメントを頂戴しておりまして、複数軒に拡大しております。また、酒類会社経由で新規納品したレストランが近くだったことから料理長を訪ねて状況を聞いてみたところ「ちょっと色変わりが早いですね」と思わぬ感想が出て来てビックリ、詳しい内容を聞いてみると「解凍後に開封せずに2日間冷蔵庫に保管していた」とのことで、「それ駄目」と思わず叫んでしまいました。注意事項(解凍したら必ず開封し、空気に晒すこと)をしっかり伝えて戻りました。まだまだ徹底されていないことを再認識しました。


営業車両

社内の車両は全てリース契約になっております。ウクライナ侵攻などの社会情勢の変動で車両の納入がかなり厳しくなっているとかで半年程前から次回のリースについての連絡を受けており、3年契約を維持するためにはその時点で契約更新の意思表示が必要だったようです。今回は3回目の新車が4月28日に納品されると正式に通知が来ました。リースの有難いのは、3年ごとで新車に乗り換えることが出来るということで、その間も新車なのでほとんど故障らしいようなこともなく、また車検も自社でやる必要がなく、全てリース会社がやってくれる点でそれに煩わされることが少ないということです。1台目から2代目に移行するときに車種が変わって乗り慣れるのに多少時間は掛かりましたが、今回3台目は2台目とほぼ同じ車種だということでその点も安心だと思っています。実際燃料代の高騰もあって経費が増えることも懸念されますが、営業的には必須のアイテムなので。ただ3年ごとで新車に乗れるのは実に嬉しい限りです。


電気代の高騰

止むを得ずまぐろまんの値上通知をしたところ、某商社から「昨今の事情からは理解して余りあるものがありますが、特に理由を聞かせてください」と言われ「①電気代の高騰 ②輸送運賃の値上げ ③人件費等の諸経費の値上 などが主な理由です」と回答しました。すると更に突っ込んで来て「電気代が高騰しているという根拠となる資料の提示は可能ですか」と言われました。本社経理に相談しながら請求書のコピーを提出することになりました。それを見た商社の担当者が本当に驚きました。月間電気代が74万円余が169万円余に増えていて実に230%近い値上げになっていました。「これではまぐろまんの値上も仕方ないですね」と理解を示して頂く結果となりました。まぐろまんの完成品としては-18℃で流通が可能ですが、実は原料の保管や完成品の保管にはどうしても超低温冷凍庫(−50℃)が必要です。その超低温冷凍庫の電気代が半端ではない上に値上げ幅が更に膨大になっています。四国電力からは今後28%の更なる値上げの予告が来ています。頭を抱えながらも拡販に邁進する以外にはありません。


まぐろまん、寿司ネタに挑戦

現行200g程度の真空パック(冊)の状態での流通になっているまぐろまんですが、営業をする度に「寿司ネタ用はないのですか?」とよく質問を受けます。残念ながら現状では「無理ですね」と返答するしかありませんでしたが、一定の需要はあるのではないかと考えて来ました。今回、東北地方にある水産加工場の担当者と意気投合して「それでは試作品を作ってみるのでサンプルを送ってみてください」ということになり、その結果発表が昨日届きました。「歩留まりもいいし、ロスがほとんどないです。色目も非常に良いので寿司ネタとしても十分に使えると思います。自分の得意先にも紹介できるので正式な価格算出をしたいと思います。直ぐに見積もりを送ってください。」とのことでした。価格はともかくとしても、今までは冊のみでの流通でしたがもし寿司ネタが実現するとまた大きく販路や需要が拡大しそうと期待に胸が膨らみます。いくつかの課題はありますが革命マグロに新たな「革命」が起こりそうな気配です。


新規顧客が順調

インフォマート経由の受注を開始した京都の居酒屋グループから「系列店が開店したのでまぐろまんを紹介しておきました。注文が入るかも知れませんので対応をお願いします。」との連絡を頂いた直後に早速その店舗から注文をを頂きました。すると今朝には第2回目の注文が入っていて、本社からは「毎日インフォマートだけは確認しておいてください。」と言われる意味を理解できました。また大阪駅前ビルの居酒屋さんからは3回目の注文です。前回訪問した際は余りにも満席状態で声をかける暇さえありませんでしたが、ペースは良さそうです。更に先月から始まった4店舗を構える仕出屋さんグループでは日替わりのようにそれぞれの店舗から注文が入り、先月実績の2倍に迫る勢いです。このグループホールディングスの社長が帳合先商社の展示会に来られていて「まぐろまん、非常に好評だよ。この調子だとうちのマグロが全部まぐろまんに替わりそうだね。」と話しておられたと、商社の部長が話してくれました。桜の開花と同時にまぐろまんの花も全開に向かいそうです。


侍ジャパン「世界一」奪還

「日本3-2米国」厳しい決勝戦だったが見事に日本がWBCの頂点に輝きました。本当に感動すると同時にたくさんの力と勇気を貰い、また日本中が歓喜に沸く瞬間に立ち会うことが出来ました。ここからは個人の感想です。20ヶ国のどのチームも短期決戦という難しい状況下を戦い抜く中で、ジャパンは最初から年長格でメジャーリーガーのダルビッシュ選手が30名の選手の中心となって常にまとめ役(陰の中心)に徹したことが大きな勝利の要因だったと思います。それに対して世界の二刀流大谷選手が「絶対に最後まで戦い勝つ」という熱い思いを選手全員に手本(表の中心)となって浸透させたことは更に大きな要因でした。チームプレイなので個人がどんなに優れていても一体感がなければ負けてしまいます。逆に個人の不振があっても誰かがカバーし合って繋ぎ続けて来たのがジャパンでした。最も優れていたのはやはり監督でした。個々人の状況を瞬時に読み取り的確な判断と采配を振るったこと、そして「選手への厚い信頼」こそが栄光への大きな鍵だったと強く強く感じました。


視察夕食会

大阪梅田には第1ビルから第4ビルという名物ビルがあります。その地下街がまた人気の飲食店街になっていてそのとある店舗に最近まぐろまんが入りました。その店が導入するきっかけになった商社の部長と一緒に視察を兼ねて夕食会をすることになりました。訪ねてみると既に数名の行列が出来ていて店内はほぼ満席状態でした。ちょうどコロナも下降線を辿っていることから歓談する声が飛び交っていて大いに賑わっていました。たまたま空いていたカウンター席に案内されましたが、そこがちょうど厨房が良く見える場所でした。席について早速注文したのが「まぐろお造り」というメニューでした。程なくして届いたのが素晴らしい盛付けのまぐろまんでしたので感動して写真撮影を行いました。このお店では商談の際に店長と料理長のお二人が対応されたのですが、「まぐろには本当に困っています。すぐに変色してしまうので先が読めないんです。」と現状を打ち明けて頂き、すぐにサンプルを解凍し試食して頂きました。お二人とも「これなら行ける。1冊で2人前半は十分に取れるし、計算もしやすい。」とのことで即決して頂きました。既に初回の納品が終わり、ちょうど2回目の納品後の訪問でしたので新鮮なまぐろまんを頂きましたが「流石にサンプルで試食する時よりもずっと美味しいですね。」とは商社部長の談。