ウクライナバレエ

今年のクリスマスはちょうど日曜日と重なり各地でイベントが賑わいました。神戸在住のウクライナ人バレエダンサーによるクリスマスイベントが神戸空港で行われるというので駆け付けてみました。生のバレエを見物するのは久しぶりでしたが特設の舞台でちょっと狭い感じでしたが素晴らしい演技を見ることが出来ました。2月に侵攻が始まり10ヶ月以上も戦渦が絶えないウクライナに一日も早く平和な世界が訪れるように祈りを込めた企画でした。こんな素晴らしい芸術を生み出すのも人間ですが、反面戦争を起こして殺戮を繰り返してきたのもまた人間です。破壊することで生み出す世界は決して安住の世界ではないことを知りながらも、人類はその戦争を繰り返し続けて来ました。互いを理解し合い尊重し合うことで争うことなく平和裏に解決できる道があることをもっともっと深く考えなければならないでしょう。ひと時のバレエ公演でしたが一日も早く現地に平和が訪れることを祈念して止みません。


いよいよ終盤へ

激動の2022年も残り10日となりました。昨年の12月の出荷量がかなり多かったこともあり、当初の予算では今年は前年同月比では20%ほど下回るものと予想してスタートしました。初旬はゆっくりなペースでのスタートでしたが、徐々に回復して来て中盤からかなり追い上げて来ました。それがいつの間にかグングン伸び出してとうとう現時点で前年同月比を超える結果となりました。あと10日間でどれ程伸びるかは不確実ですが、この勢いを絶やしたくはないものです。ただ一つの懸念は輸送手段の問題です。今朝もヤマトの担当者が訪れて「北陸方面への受付は全面的にお断りしています」とのことで、雪国地方への配送がかなり厳しくなっているようです。この時期、当然と言えば当然ですが列島を襲う自然災害には本当に悩まされます。現地では死者も出ていることから輸送に携わるドライバーなど関係者にはくれぐれも命を守る対策と対応をお願いしたいと思います。どんな仕事でも命を失って守るものなどないからです。その意味からも輸送関係者には心から感謝の意を表したいと思います。


梵鐘

来年3月には98歳になる老母から「林冠(かんむり)に、下の方は煩悩のボンという字を書き、次は金偏にワラベ(童)と書くんだけど、これ何という字かな」と電話が入りました。「ちょっと待って調べて見るから」と向かったのはパソコンのIMEパッド(手書き入力パッド)でした。そこに林冠を書いて、下に煩を入れてみましたが、そんな字は出て来ません。煩の字が違うかな、と思い「ボン」の字を知っている限り書いてみたところ凡人の凡がヒットしました。「梵」という字に間違いなさそうです。次の字は金偏に童ですから「鐘」ですぐ分かりました。梵鐘の字をネットで検索してみると、いろいろ難しい講釈が述べられていましたが、結局は「お寺の釣り鐘のこと」と出ていました。その梵鐘(ぼんしょう)を老母の携帯ショートメールに入れると早速「分かったよ。自分でも釣鐘のことじゃないかと思っていたんだ。そう思って読んでいるとしっくりいくんだが、どうも読み仮名が分からなくてね。」との返事が返って来ました。これでスッキリしたようです。近年にない豪雪で家中が雪かきで大騒ぎしている中、老母はひとり楽しく読書に耽っているようです。


120%超え

コロナは相変わらず第8波の中で猛威を振るっていますが人々の関心度は徐々に低下しているように見受けられます。ニュースでは近年にない程の豪雪が各地を悩ませています。我が故郷に電話してみると97歳の老母が「1mほど積もっているよ」とのこと、「みんな雪かきに出ている」と。円安などの景気不況もあった2022年でしたが、お陰様でまぐろまんは前年比で120%の出荷高でした。それぞれの問屋さんや得意先で徐々に定着し始めている感じを受けています。単純に20%ずつアップすると5年後には2.5倍になる計算です。「捕らぬ狸の皮算用」とはよく言ったものですが、しかしまぐろまんの商品力ではそれも無理な話ではなさそうです。これだけ環境が厳しくとも確実に伸びていることが何よりの事実ですので。年内も残り10日となりましたが、そんな未来の夢を描きながらも扱って頂く皆様に感謝の意を表しながら、来年度の準備に入りたいと思います。


週末ニュース

・全国的に猛寒波襲来、山形では積雪が2mの地域も

・新幹線が東京大阪間で4時間ストップ状態、停電が原因か

・第18回M-1、優勝はウェストランド毒舌漫才が逆転

・アルゼンチンが仏を下し3度目の優勝、メッシ2度目のMVP

週末の気になるニュースを挙げてみました。当地では雪こそ降りませんでしたが北風が強烈に吹いて歩くのも辛いほどでしたが、雪国では日に3度も除雪作業だとか。若かりしころの経験者としては事故のないこととただただお見舞い申し上げます。そして全国に宅急便で配達されるまぐろまんの輸送ルートで積雪地方の検証を行い、事前にチェックして早めの出荷を検討しなければならないようです。年末2週間は緊張が続きそうです。


忘年会

席上で担当部長が「まぐろまんは本当に商品力としては抜群だ。こんな素晴らしい商品を売れないとしたら余程営業力が無いとしか言いようがない」と力説し始めました。発売当初から関心を持って取り入れて下さり部下の異動に際しても真っ先にまぐろまんをPRし続けてくれていました。現実は思うほど伸びていないことから鼓舞と激励を込めての言葉でした。しかし大手商社だけに対象顧客はまだまだ尽きません、「来年こそはまぐろまん大フィーバーの年にしよう」と語って締めました。そして本日夕方5時には2次問屋の担当者との商談のために部長と一緒に訪問する予定を組んでいます。なかなか重い腰を上げない問屋をどう攻略しようか待ち合わせ時間を早め、事前打ち合わせをしながら臨むつもりです。出来ればここを決めて2022年の有終の美を飾りたいものです。


寒波の日に

日本列島ではこの冬一番の寒波が襲来したとのニュースが流れています。生まれ故郷の日本海側地方も吹雪の映像を見ながら、ついつい幼き頃のことを思い出していました。汽車通学だった高校時代は自宅から駅まで約4㎞の道のり、その大半が田んぼなので吹雪になると道路がなくなってしまい一面真っ白の状態になってしまいます。道路の隣には用水路が流れていますが吹雪で前が見えなくなり危うく落ちかけたことが何度もありました。もうこんな天気は御免だと何度も思ったものでした。今、関西圏の雪のない世界に住んでみると「懐かしい故郷にはもう戻りたくない」とこの時期、吹雪の画像を見る度に思ってしまいます。正反対に当地は毎日「真っ青な晴れの日」が続きます、寒いのは仕方がありませんが。さあ2022年も残り半月になりました。有終の美を飾れるように最後の拍車を掛けようと思います。


テール?

毎月定期的にまぐろまんを大量に納品している問屋の担当者から「マグロのテールが欲しいんですが、ありますか?」と尋ねられました。頭肉やホホ肉なら調達していますが、果たしてテール(尾)は今まで扱ったことがなく、頭肉などを扱っている加工場に問合せして貰いましたが、生だけで冷凍はやっていないとの返事でした。先方からは、冷凍で量的には多くはないがレストランで定期的に使っていきたいという要望のようです。別な魚問屋に聞いてみると「冷凍マグロの鮮度を調べるために尾切りをするが、その時の尾なら調達可能かもしれないので聞いてあげよう」との返事を頂きました。頭肉やホホ肉はマグロ1頭からほんの僅かしか取れない「希少部位」として人気はありますが、テールはあまり聞いたことがありません。確かにテールも希少部位には入るはずですが、出回っていないというには何か理由があるはずです。まぐろまんを軸にだんだんマグロの範疇が拡大して行くので面白い傾向です。


ルールを守って

『ありがとうございます。一度注文したいのですが、見積もりいただけますでしょうか?どれくらいの単位で頼めます?今どのマグロがイチオシでしょうか?』先月開催された2次問屋「リカー&フードフェス2022」展示会に参加された某居酒屋のご主人からの問い合わせです。1ヶ月が過ぎてもこのような内容での連絡が定期的に入ります。課題は、中間に1次問屋と2次問屋が入っていることで直接見積もりを出すことが出来ず、まず1次問屋の担当者に連絡し、2次問屋に伺いを立てて、改めて2次問屋の担当者からこの居酒屋に見積書を提出するというルールに沿って進めなければなりません。2次問屋は、酒類が専門で今回の展示会を通じて食品も扱う方針を出しましたが、12月は何と言っても本業(酒類)の書入れ時です。どうしても食品は、扱った経験がない分、後回しにされがちです。そのデリケートな部分を上手くクリアしながら両社が上手く行くようにするのが我々の務めです。居酒屋のご主人はかなりまぐろまんを気に入っておられ直ぐにでも届けて欲しいような雰囲気で電話して来ましたし、その後にメールも届きました。それでも長い目で見れば「ルール遵守」を大原則で進めるべきです。この2次問屋(酒類)には何か鉱脈があるように思えてなりません。